福岡歯科大学医科歯科総合病院

福岡歯科大学医科歯科総合病院

文字サイズ

  • 標準
  • 大きく

耳寄りな話

口腔外科

顎関節症

こんなこと、ありませんか?

ほかにもいろいろな症状がありますが、このようにあごの関節(顎関節)周辺に何らかの異常があることが主な症状である慢性的な疾患が顎関節症です。多くの場合、時間の経過により症状がやわらいだりなくなっていきますが、10~15%ぐらいは症状が慢性化したり悪化したりすると言われています。
原因はいろいろあり、状態も異なりますが、患部を安静にする、問題のある生活習慣を改善する、薬を服用するなどの治療で大部分の人はよくなっていきます。しかし、症状がめまいや痛みなど全身に及んだり、食事の摂取が困難になったり、精神的にも影響を受けるなど、日常生活に支障をきたすほどの症状に苦しむ方もいます。また重症になると手術が必要となる場合もあります。また、あご周辺に痛みなどの症状があっても必ずしも顎関節症とは限らず、神経痛、歯・歯周組織など口の中の病気、頭痛などの別の病気の可能性もあります。

治療は症状を緩和する治療と原因を解消する治療とを状態に応じ組み合わせて行います。あご周辺に異常を感じたら福岡歯科大学医科歯科総合病院口腔外科に一度ご相談下さい。