看護部紹介
理念・基本方針
看護部の理念
看護部の基本方針
1.患者さんに信頼される安全で安心な看護を提供します
2.看護の質の向上のために自己研鑽に努め、ともに学び成長します
3.看護の専門性を発揮し、多職種で協働してチーム医療を推進します
4.地域の医療・介護・福祉施設と連携し、患者さんの地域での生活を支えます
5.組織の一員として、積極的に病院経営に参画します
今年度の目標
2024年度目標
目標1.患者を尊重した質の高い看護の提供
(1)病棟
①身体拘束率を10%減少させる。
②院外で開催される身体拘束に関する研修会に各自1回以上参加し、現場にフィードバックする。
(2)手術室
①診療科・麻酔科と協力して、術中のインシデント発生を減少させる。
②手術室看護の知識向上に向けた、院内研修会を2回以上企画実施する。
(3)内視鏡センター
①医師と協力して内視鏡検査の質改善の取り組みを2ケース以上行う。
②他病院の内視鏡室と連携して、業務改善を2ケース以上行う。
(4)外来
①在宅療養支援が必要な通院患者を抽出し、必要な支援に繋げる。
②入退院支援看護師を2名以上育成し、効果的に活用する。
目標2.計画的な人材育成と自己研鑽の推進
①キャリアパスに沿った2024年度の院内・院外研修を計画実施する。
②倫理、医療安全、入退院支援・在宅療養支援に関連した院外研修会や学会への参加を
推進する。
目標3.病院の経営目標達成に向けた経営への参画
①病棟:病床を有効活用し年間平均病床稼働を前年度より向上させる。
②手術室:業務改善を図ることで物品の定数の見直しを図る。
③内視鏡センター:検査内容に応じて内視鏡のディスポ用具の在庫の見直しを行い余剰在庫の削減を行う。
④外来:乳がん看護認定看護師の活動環境を整備し、診療報酬加算を取得する。
看護部組織
看護単位と看護体制
看護単位
病棟 | 一般病棟(1単位) |
手術室 | 中央手術室・内視鏡センター |
外来 |
医科外来:
内科・呼吸、循環器科・外科・麻酔科・小児科・眼科・心療内科・皮膚科・形成外科・耳鼻咽喉科・整形外科・リハビリテーション科
|
歯科外来:
口腔外科・スポーツ歯科
|
看護体制
一般病棟 | 10対1 看護 |
看護部組織
部署紹介
病 棟
部署の特徴
病棟は50床の医科・歯科の混合病棟です。疾患の多くは歯科では口腔癌・上下顎移動術、全身麻酔下の抜歯、医科では内科(糖尿病・高血圧等)をはじめ、外科・耳鼻咽喉科・眼科・整形外科の手術目的での入院が多く、毎日手術や外科処置等が多い病棟です。
提供する看護ケアが煩雑にならない様、クリティカルパスの積極的導入、受け持ち看護師による個別性を重視した看護計画・ケアに心掛け、心通い合う看護に努めています。
求められる看護
周術期看護一つをとっても、各科での対応が変わるため様々な看護スキルが求められます。一人の患者を中心に、専門的知識を深めるためにも医師、コメディカルを含めたカンファレンスを多数開催しチーム医療を大切にしています。
部署の雰囲気
スタッフは看護師長、看護師主任、看護師、看護クラークを合わせて30名。医科・歯科の知識と経験を豊富に持つスタッフが多数おり、チーム全体で協力し、お互いを尊重し助け合いコミュニケーションのいい雰囲気つくりを目指しています。
認知症患者の身体拘束解除への取り組み
病棟では2021年度より、認知症WGを立ち上げて、福岡県が主催する認知症対応力向上研修を終了した看護師を中心として、認知症患者の尊厳を守るために身体拘束を解除するための取り組みを行っています。
取り組みの一環として、認知症マフの導入を行っています。
認知症マフは円筒状のニット小物で、手を通してニットの内外に付けられたアクセサリーを触ることで、認知症の人が安らいだ気分になるといわれています。
2023年度は認知症マフを活用することで、認知症の方の身体拘束を減らすことができました。今後もケースカンファレンスを強化する取り組みを加えながら身体拘束を解除するために取り組んでいきます。
手術室
部署の特徴
医科領域では、外科・整形外科・耳鼻咽喉科・眼科・形成外科の手術を行っています。歯科領域では口腔外科で顎変形症や悪性腫瘍等の手術、また小児歯科・障害者歯科(スペシャルニーズ歯科)での全身麻酔での治療を行っています。手術室看護師は、内視鏡センターでの業務も兼任しており、内視鏡検査の看護も身に付けることができます。
求められる看護
患者さんとご家族が安心して手術を受けられる、周術期管理と看護を提供することを目指しています。術前・術後訪問を積極的に行い、患者のニーズに沿った、患者中心の看護実践を行います。
部署の雰囲気
手術室スタッフ構成は、看護師12名と歯科衛生士2名、補助職員1名です。医科の麻酔科医、歯科の麻酔科医と共に安全で質の高い医療を効率よく行える環境を提供できるよう努めています。医師・看護師だけでなく、歯科医師や歯科衛生士など多職種で協働し、医科だけでなく歯科領域も学べる魅力的な職場です。看護師は新卒者から他院での経験者等様々ですが、知識や技術を共有しあい、できることを一つずつ増やし成長していくことを目指しています。
内視鏡センター
部署の特徴
医科歯科との連携により、検診から術前検査及び内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)等の特殊検査やポリープ切除術・内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)等の治療も行っています。
希望される方は、鎮静剤を用いた苦痛の少ない内視鏡検査も行っています。
求められる看護
安全かつ安心して検査を受けていただくために、患者さんの精神面・身体面などの不安を傾聴し、検査を受ける方に寄り添い信頼関係を築けるよう努めています。また、安全面では検査に使用するカメラの培養検査を定期的に実施し、品質管理を行っています。日々進化する内視鏡検査に対応するために、消化器内視鏡技師学会をはじめ様々な研修会に参加し知識・技術の修得に努めています。
部署の雰囲気
スタッフ構成は看護師2名と補助職員1名で、手術室と兼任しています。検査の件数に応じて手術室とローテーションで業務を行います。看護師の業務は検査前の問診や検査の説明、検査の介助、検査後の観察などがあります。また、スコープや器機の取り扱い方法やメンテナンス業務もありますが色々なことが学ぶことができるのでとても勉強になります。少人数ですが、スタッフ間でコミュニケーションを密にとり協働することで積極的に意見を出し合い、円滑に業務を行えるよう努めています。
外 来
部署の特徴
外来は歯科と医科に分かれ、歯科は専門分野を極めた各専門が12科あります。医科は内科・外科・整形外科・眼科・心療内科・小児科・耳鼻咽喉科・皮膚科・形成外科と健診センターがあり、お口の中から全身的に診療を受けることができる特徴があります。その中で外来看護師は、ローテーション体制で看護実践を行っており、患者さんが安全に安心して検査・治療が受けられると共に、患者さんに寄り添った看護が提供できるよう努めています。また、地域を意識し医療と介護を切れ目なくつなぐ役割として多職種チームの一員として支援を行っています。
求められる看護
診療科が多数あり、ローテーションでそれぞれの診療科の看護を行うため、幅広い知識と技術が求められます。
慢性疾患などで通院している患者さんが多いことから、在宅支援の必要性を見抜くための関わりが必要です。
また、かかりつけ患者さんの救急対応など、より早く適切な治療に繋げるため、的確な状況判断と素早い対応が求められます。
部署の雰囲気
外来カンファレンスを週1回行っています。他院からの経験者がほとんどで、新しい意見や方法を取り入れ、各々が意見を出しやすい環境です。
フットワークが軽く、忙しい時も協力してスタッフ全体で対応しています。