口腔病理診断科
診療科について
病理診断科および口腔病理診断科では、医科歯科総合病院として求められる質の高い病理診断を行うことで患者様によりよい医療を享受していただくために、各診療科とも密に連携した診断業務にあたっています。実際の業務内容としましては、各診療科から提出された組織・細胞検体を、病理および口腔病理専門医が顕微鏡を用いて詳しく検索し、どのような性状の病変であるのか、腫瘍であれば良性か、悪性か、などを通常のHE染色に時には特殊染色、免疫染色などを追加して正確な診断を下せるよう努めています。また、術中迅速診断にも対応することで、より正確な、また、患者様へ最大限の良き結果が得られるような術者の手術方式の判断への貢献にも寄与しています。これらの診断過程においては、各診断医が相互にダブルチェック体制を組んで正確、迅速な診断を行えるよう心がけています。さらには、診療科との症例検討カンファレンスを行うことや日本病理学会等にも積極的に参加することで病理診断医としての能力の向上にも努め、他科の専門医との意見交換も大切にすることで、日々、患者様への医療の向上を目指しています。
尚、地域医療への貢献も目指して福岡歯科大学以外の医療施設からの病理診断の受託も行っておりますので、依頼を希望される際は病理診断科(病態構造学分野)までお問い合わせください。
受診について
お問合せ |
092-801-0411(代) ※電話でのお問合せ受付時間 9:30~16:30 |
---|
- スタッフの紹介
- 検査の流れ
- その他の情報
准教授 岡村 和彦
資格・所属学会 |
|
---|
講師 吉本 尚平
資格・所属学会 |
|
---|
1病理組織診断の依頼
各診療科の担当医を通じて、患者の皆様から採取された組織(検体)とともに病理診断科に診断が依頼されます。
2プレパラートの作製
適切な手法により顕微鏡用プレパラート標本が作製されます。術中迅速診断、生検など目的に応じて、随時プレパラート標本を作製します。
3病理診断、病理診断報告書の作成
検体について複数の口腔病理専門医で詳細に検討し、病理診断を決定します。その内容を病理診断報告書としてまとめ、関連の診療科に提出いたします。
地域医療への貢献も目指して福岡歯科大学以外の医療施設からの病理診断の受託も行っておりますので、依頼を希望される際は病理診断科(病態構造学分野)までお問い合わせください。
〒814-0193
福岡市早良区田村2-15-1
福岡歯科大学医科歯科総合病院 病理診断科 宛
電話:092-801-0411
なお、外部受け入れの病理診断につきましては、組織診、細胞診ともに受託形式で行っております。
検体提出の具体的な手順・段取りに付きましては下記いずれかの臨床検査センターとご相談ください。
臨床病態医学研究所 病理組織診断部門
〒813-0063 福岡県福岡市東区松島3-29-7
電話:092-623-2123/FAX:092-623-2114
SRL 福岡営業所
〒812-0018福岡県福岡市博多区博多駅東 2-10-1
電話:050-2000-4860