小児科・神経小児科
診療科について
小児科は、子どもたちを病気から守り、子どもたち一人一人の健やかな成長と発達のお手伝いをいたします。当科では、一般的な小児の診療に加えて、「ワクチン接種による感染症予防」、「神経発達症(発達障害)児への対応」、「食事に関する困りごとを持つ就学前のお子さんへの対応」に力を入れ、専門的な外来診療を行っています。
- 予防接種外来では、「かかりつけ医でのワクチン接種が難しい」、「定期接種外のワクチン接種を受けたい」、「海外渡航前にワクチン接種を受けたい」など、ワクチン接種に関連する様々な問題やご要望に対して、詳しく話をお聞きし、対応しています。
- 神経・発達外来では、「発達が気になるお子さん」や「けいれんを起こしたお子さん」などに対して、詳しく話をお聞きしたうえで、神経学的な診察や検査(知能検査、心理検査、頭部MRI、脳波、血液検査など)で医学的な診断を行い、医師や臨床心理士がお子さんの状態に応じた生活指導・支援、必要に応じて薬物治療を行います。
- こどもの食事サポート外来では、偏食や少食など、食事に関する困りごとを持つ就学前のお子さんに対して、成長に必要な量・内容の食事をとることができるよう評価・指導を行います。
地域の小児科の先生方や病院の先生方と緊密に連携をとりながら、子どもたちに“安心・安全の医療”が提供できるよう、スタッフ一同で取り組んでいきます。
なお、予防接種外来、神経・発達外来、こどもの食事サポート外来は予約制です。事前に電話連絡をいただきますようお願いします。
お問い合わせ
予約 | 一般外来:予約不要 予防接種外来:電話でご予約ください 神経・発達外来:電話でご予約ください こどもの食事サポート外来:電話でご予約ください |
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電話予約受付時間 | 平日 13:30~16:30 (予防接種外来、神経発達外来、こどもの食事サポート外来) |
初診受付時間 (一般外来を受診される初めての方) |
平日・土曜 8:30~11:30 (事前に予約をされた方はこの限りではありません) |
電話番号 |
小児科・神経小児科診療室 |
初診の方へ | 受付後診療の前に、問診票にご記入いただきます。時間に余裕を持ってお越しください。 |
- スタッフの紹介
- 診療の流れ
- その他の情報
教授 鳥巣 浩幸
(科長)
資格・所属学会 |
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助教 奥園 清香
資格・所属学会 |
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助教 一宮 優子
資格・所属学会 |
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予防接種センター長 岡田 賢司
(介護老人保健施設サンシャインシティ 施設長)
資格・所属学会 |
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小児科待合室
- ①1階総合受付で受診手続きをされた後、2階小児科外来にお越しください。
- ②小児科外来受付で簡単に受診内容をお聞きした後、待合室にご案内します。
- ③待合室で、保護者の方は問診票にご記入いただきます。その間に、看護師がお子様の身体測定や体温等の測定を行います。事前に診察に対する希望等がございましたら、お申し付けください。
- ④診察準備が整いましたら、担当医が診察を行い、診療内容に応じた検査、治療を行います。
- ⑤継続受診が必要であれば、次回予約を取得して診察終了です。
小児科一般外来
月曜日から土曜日(祝日を除く)9時~12時(受付 8時30分~11時30分)
・発熱やかぜ症状など、お子さんの一般的な症状に対して診療を行います。
*ワクチン接種または神経・発達の診察を希望される方は、小児科専門外来の予約が必要です。
・予約制ではありませんので、直接ご来院ください。
・紹介状のない方も受診できます。
・母子手帳、お薬手帳をお持ちください。
・同居の保護者の方以外がお子様を連れてこられる場合は、症状の詳細がわかるメモをできるだけお持ちください。
予防接種外来、神経・発達外来、こどもの食事サポート外来
月曜日から金曜日(祝日を除く)午後(事情により変更することがあります)
・時間に余裕をもって予約時刻までにお越し下さい。
・初めての方は事前に電話での予約が必要です。病院代表(092-801-0411)におかけになり、小児科の予約をご希望される旨をお伝えください。小児科外来看護師が簡単にお話を伺った後に予約を取得します。
・紹介状のない方も受診できます。お困りごとに関することを気軽にご相談ください。
・こどもの食事サポート外来を受診される方は、「お子様の食事に関する問診票」と「食べている様子の動画(スマートフォン等で撮影)」を持参してください。
お手数をおかけしますが、「お子様の食事に関する問診票」は下記リンクよりダウンロードしていただき、印刷してご記入の上、ご来院ください。
小児科外来担当医表
(外来担当医は変更になることがあります)
予防接種外来の曜日が変更になることがあります。
ワクチンで防げる病気は、ワクチンで予防しましょう!
医学の進歩によりワクチンで予防できる病気が増えてきました。予防接種はできるだけ適切な時期に受けることで効果が高まります。乳幼児期に接種するワクチンの数は多くなったため、接種スケジュールを立てるのが難しくなっています。基本はワクチンを受けられる時期が来たら早めに接種すること、そして、流行しているものや、かかると重症化するものを最優先にすることです。
児の年齢、保育園にいつから通うかなどライフスタイルによっても、適切な予防接種のスケジュールは変わってきます。その児に合ったオーダーメイドのスケジュールを立てることが一番です。
子どもたちを病気から守るために、予防接種は何よりも有効な手段です。正しい知識を身につけ、不安なことは納得・安心できるまで遠慮なくご相談ください。
神経・発達外来ではどのような病気を診るのですか?
神経・発達外来では、脳や神経に関連する症状があるお子様に関し、病気の診断・治療・指導を行います。以下のようなことが気になるお子さんがおられましたら、気軽にご相談ください。
- ①運動発達の遅れ
くびがすわらない、お座りができない、歩かない - ②言語発達の遅れ
言葉が出ない、コミュニケーションが上手にできない - ③行動の問題
落ち着きがない、寝つきが悪い - ④集団生活の問題
みんなと同じ行動ができない、学習についていけない - ⑤ひきつけ
けいれん、意識がおかしくなった - ⑥頭痛
こどもの食事サポート外来では、どのようなお子さんが対象になりますか?
偏食、少食などが目立ち、月齢・年齢相応に食べることが難しい就学前のお子さんが主な対象です。
(下記のうち2項目以上を満たすことを目安とします)
- ①お腹が空いたことを知らせない
- ②十分な量、飲んだり食べたりしない
- ③1回の食事時間が、5分以下で済むまたは30分以上かかる
- ④飲んだり食べたりさせるのに、特別なことをさせる必要がある(おもちゃ、テレビ、動画を見せるなど)
- ⑤満腹であることを知らせない
- ⑥保護者から見て、食事の状態が心配である